企業実習

近年、大学は社会あるいは企業と交流を深めて社会に対してより開かれた存在となり、社会に役立つ優秀な人材を輩出することが要請されています。学生が社会に出て自己実現を果たし、社会に貢献していくためには、まず自分を知り自分の適性と本当にやりたい職業を見出す必要があります。これを軽視して自分と社会を知らないまま大学を卒業した学生は、社会に出て初めて「自分はこの仕事と合っていない」と感じ、転職を通して自分の適性を探す事なってしまいます。その結果、現在では大学を卒業して就職後3年以内に転職する学生が36.5%に達すると報道されています。

こうした背景を考え、学生に実社会及び国際社会を経験する機会を与え、将来、技術者や研究者として活躍する基盤を形成する目的で、化学システム工学専攻ではインターンシップを産学連携に基づく教育の一環として位置づけて積極的に推進しています。学生は、大学で勉強や研究を行うことにより深い専門知識を持つとともに、インターンシップを通じて直接会社の仕事に触れて広い視野を兼ね備えることにより、各自の専門知識をどのように社会に役立てるか、将来どのような道に進むべきかを考えます。インターンシッププログラムの充実は「広い視野を持って自分の専門知識を社会で活用できる優秀な人材を育成したい」という専攻の意思表示でもあります。

実習先の研究所の前で制服もすっかり馴染んだ様子の学生

実習先の研究所の前で制服もすっかり馴染んだ様子の学生

海外インターンシップが行われるドイツのBASF本社(Photo: BASF)

海外インターンシップが行われるドイツのBASF本社(Photo: BASF)

インターンシップでは、学生の将来のキャリアパス設計にフレキシブルに対応するため、次の3つのコースを設けています。

  1. 国内インターンシップ(国内企業での実習)
  2. 海外インターンシップ(海外企業での実習)
  3. プラクティススクール(教員と共に企業の最先端R&Dに取り組む実習)

学生は、これらのプログラムの中から一つを選択して受講することが出来ます。この授業は「化学技術論及び実習」という講義題目となっており、2~8週間にわたって国内及び海外の企業で実習することにより、1~7単位を取得できます。この講義は、1996年の開講以来、毎年、留学生を含む修士1年生の約8割が受講しています。

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