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在学生メッセージ

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現役学生による座談会

在学生メッセージ

運命の出会い

まずは、化シスに進学した理由を聞かせてください。

岡村:私は、高校生の時に、やりたいことが2つありました。「あんかけ」の自由研究をきっかけに食べ物の研究に興味を持ちました。また、医療に関係する仕事として、看護師になりたかったんです。それで、理IIに入学したのですが、いざ進学選択という時になって、迷ってしまって。薬学部にも心が傾いていましたが、研究や化学知識と社会を結ぶ中継地点のようなことにも興味が湧いていました。進学選択直前の丁友会のガイダンスでたまたま化シスの話を聞いて、自分のやりたいことができそうだ、と直感しました。2年生の6月、まさにぎりぎりのタイミングでした。

佐田:僕は、化学系に行くことは決めていました。小学校の時に、水酸化ナトリウムと塩酸を混ぜると白い食塩ができるのを授業で見て、衝撃を受けました。何が起きているんだろう、と。中高と勉強していく中で、世の中で起こっている自分にわからないことにアプローチしていくには、化学が一番だ、と思いました。でも、中高の化学の勉強は暗記ばっかりで面白くなかった。進学選択の前に、化学についてもう一度学びなおそうと思って本屋でぱっと目についた3冊の本を買ったんですね。高分子化学、触媒、ゼオライトの本。家に帰ってゼオライトの本を読んだ時、小学校の時と同じ感覚がよみがえったんです。簡単な構造・反応なのに、よくわからない、これが、化学の本質だ、と思いました。そして、ゼオライトの研究をしている大久保・脇原研究室を目指して化シスを選びました。

お二人とも、まさに運命の出会いだったわけですね。

Bundit:僕は、タイの高校を卒業して、日本の国費留学生として、日本語を1年間勉強した後、東京大学に入学しました。化シスを選んだのは、高校卒業時に化学や材料・エネルギー・環境の分野に興味があり、研究を通して社会に貢献したいという思いがあったからです。HPのカリキュラム内容や研究室の研究内容(電池や光触媒など)に興味を持ちました。

天野:研究者の両親の影響もあり、高校時代から化学の研究をやりたいな、という思いがありました。進学選択の時、工学部を選んだのは、社会に直結した研究をしたい、という思いがあったからです。ただ、学科を決めるときに、まだ厳密にやりたいことが決まっていなかったので、選択肢の幅が広い化シスを選びました。

岡村:確かに、パンフレットの表紙を見た時に、沢山並んでいて何をやってる学科なんだろう、って思いました。

Bundit:自分も思いました。

佐田:何をやっているかわからないというのは、裏をかえせば何でもできる、ってことですよね。

何でもできる

化シスに入ってみてどうでしたか?

佐田:ゼオライトを研究したくて化シスに入ったので、それ以外はどうでもいいと思っていました。でも、入ってみてわかったのですが、何かを極めようとすると、それだけやってればいいんじゃないんですよね。ある物質を研究しようとすれば、周辺知識がないと、その物質を何に使うのかわからない。ゼオライトは、イオン交換、触媒、吸着などいろんな物に使われている。鉱物としての側面もあるので地層の知識も必要になる。授業でプロセス(工学)を学ぶことも大きいですね。全体を見渡す俯瞰的な視点が養われると思います。

天野:実は、生物も好きだったんですが、受験でも使わなかったので、遠のいていました。あきらめていたというか。でも、化シスで新しい知識に触れている中で、新しいことにチャレンジするハードルが下がったんです。どうせならやりたいことをやってみようと思って、バイオマテリアルシステム工学を専門としている伊藤研究室を選びました。

佐田:化シスにもバイオ系の研究室がいくつかありますが、生物学科のように専門的にというより、色々なものを組み合わせてやっているところが、自分にもできそうな気がしますね。

未知なことにチャレンジできる学科ということですね。

佐田:僕は、ベースに化学工学があって、その上に色々な分野の研究を載せることができる、というようなイメージで化学システム工学をとらえています。例えば、化学工学というOSの上に色々なアプリケーション(電池、材料など)を載せるといろんなことが可能になる、というイメージです。

佐田:それから、新しいものを作りだした上で、その分析や解析を研究室の中でできる研究室って案外少ないんじゃないかと思います。細かい分析は外部機関にお願いするとか。そこに重きを置いているのも化シスの強みだと思います。

新しいものを作るだけではダメなんですね。

佐田:社会でどんな役に立つかまで考えて研究するのが化シスです。ゼオライトは、使い方がわからなければ、砂と変わらないですから(笑)

Bundit:2年生の夏学期に、全学ゼミナールで船津研究室や化学生命工学科の研究にも触れました。その時に学科の雰囲気をずいぶん知ることができました。化シスに入ってみて、期待していた化学材料・エネルギーなどを学ぶことができました。カリキュラム的に他学部聴講は難しいですが、先生方が相談にのってくれます。3年生で関わった五月祭の企画や運営も楽しかったです。

佐田:確かに、五月祭の企画をやって、マネジメントや人に説明するスキルが上がったと思います。

コミュニケーションを大切にしています

研究室の雰囲気はどうですか?

岡村:私の研究室は、実験系の研究室ではないので、入る前は各々がPCに向かって黙々と研究するイメージでした。実際は、とてもディスカッションが多いです。全然関係ない研究テーマの先輩に意見を求めることもあります。研究以外でも、朝の研究を始める前のちょっとした時間や昼食の時に、人間関係が密だなあ、と思います。ほかの研究室の先生方とも話しやすいですよ。3年の五月祭で研究内容を聞きに伺った時に気さくに話して下さり、今も廊下ですれ違うと声をかけてくださることもあります。優しい先生が多いですね。

天野:先生方との距離が近いと思います。2年生からコンタクトグループがあるので、先生方と話すハードルが低いです。先生方も学生のことを気にかけてくれます。

佐田:化シスは研究室が多く、一つの研究室あたりの学生の数が少なめなので、先生との距離が近いのが要因かもしれません。

研究室は学生の話し合いで決めるそうですね。

岡村:研究室の決め方自体を学生が話し合って決めています。年によって変わることもあります。

佐田:今は、成績枠がありますが、それも先輩が決めたもので、毎年成績枠を採用するかどうかも学生が決めます。

Bundit:学科によっては、じゃんけんやくじで決めるところもあるようです。化シスでは、自分たちの希望や意思で研究室を決定することができますね。

もうすぐ卒業論文発表ですね。

Bundit:卒論の中間発表をした後は、自分の研究が形になって社会に貢献しているという実感を得ることができました。

佐田:卒論は初めて自分でアウトプットを出す機会ですが、そういう気持ちがあれば、いい卒論が書けると思いますよ。

実験系の研究室は大変ですか?

Bundit:今やっている実験は時間がかかるものですが、方法論を学んだときは、とてもわくわくしました。新しいスキルを手に入れた感じがしました。

天野:私の研究は、材料を作るだけでなく、生き物を相手にするところがあるので、そこが大変でした。

佐田:工学部は、作って終わりではなく、できたものを試してみるところが難しくもあり面白いところですよね。

Bundit:困ったときは、先輩やスタッフに助けてもらっています。

佐田:実験も、一人でやるのではなく、周囲とコミュニケーションをとりながら進めていくことが重要です。

岡村:非実験系でも、ディスカッションは必須だと思います。

佐田:非実験系の研究って、今まで使っていたエクセルみたいなツールを、全然違う形で使っていくというイメージなんですが、どんな感じですか?

岡村:エクセルや様々なプログラミング言語を使っている人もいますが、目指していることが計算結果を出すことではなく、その計算方法や評価方法を作ること、なんです。

Bundit:実験でいうと、実験設計の部分ですね。

佐田:なるほど。

岡村:社会では、こういうアウトプットを必要としている、そのための方法や最初に必要な情報を考えていく、ということです。

佐田:ここでもコミュニケーションが必要になってきますね。

コミュニケーションがうまくいくために何か工夫されていることがありますか?

Bundit:研究室外での活動、主に飲み会が役に立っています(笑)最初に歓迎会に出られないとちょっと出遅れたりします(笑)

佐田:化シスは飲みニケーションが盛んですね。ちょっと古いと言われますが。

岡村:研究室単位だと、色々な機会にイベントがあると思います。

研究室HPにも楽しそうな写真が沢山掲載されていますよね。

Bundit:飲み会の時は、先生が特に優しいです(笑)

これから、化シスを羽ばたき企業に就職される天野さんからひと言いただけますか?

天野:授業を通して身に着けた幅広い知識や研究室で新しいことに挑戦した経験は、自分の自信につながっています。また、研究室で行ってきた新しい材料を作って、それを様々な観点から評価するという一連の流れは、どんな材料開発にも通じることだと思います。是非、多くの学生に化シスに興味をもってもらいたいです。

(2019年1月実施。学年は当時)