「高校生のための東京大学オープンキャンパス 2020」学科企画について
2020年8月24日
9月21~22日にオンライン開催される「高校生のための東京大学オープンキャンパス 2020」にて学科企画を開催します。
化学システム工学科公式Youtubeアカウントより、以下の研究紹介動画を限定公開します。
若手教員によるミニ講義や学生のインタビューなどです。動画の最後には、高校生の皆さんへのメッセージも入っています。
*オープンキャンパスは終了しました。
研究紹介1 「化学知を社会に」(環境分野)
【ミニ講義】
講師:天沢 逸里 助教
このミニ講義では、牛乳パックと食品ロスの関係についてお話しします。
牛乳パックにはチルド(冷蔵)用とロングライフ(常温保存可)用があり、それぞれの容器包装の構造や、賞味期限が異なります。
今回は、ロングライフ用の容器包装を作るための環境負荷と、ロングライフ製品による食品ロスの削減量がバランスが取れているのかどうか(=本当に環境にやさしいのか)を検証していきます。
その結果から、「エコな選択とは?」について、化学的な側面から一緒に考えてみましょう。
キーワード:SDGs、消費と生産、LCA(ライフサイクルアセスメント)

【学生インタビュー】
平尾・杉山研究室 修士1年生の学生2名にインタビューしました。
研究紹介2 「医療を拓く化学と工学」(医療分野)
【ミニ講義】
講師:太田 誠一 准教授
「ナノ」とは、髪の毛の約10万分の1の大きさを意味します。このような非常に小さなサイズを持ったナノ粒子は、分子とも固体とも異なる特殊な機能を示し、医療分野への応用が期待されています。がんに選択的に薬を運ぶシステムや、患部を選択的に光らせて診断する技術、血液等から異変の起こっている分子を検出する技術など、様々な研究が進められています。
今回の講義では、ナノ粒子が切り拓く新たな診断・治療技術について紹介すると共に、この中で化学や工学がどのように役に立っているかについて、解説していきます。
キーワード:医用ナノ粒子、超早期診断、バイオマーカー解析
【太田先生と化学システム工学科3年生による座談会】
太田先生と化学システム工学科3年生2名による座談会です。先輩学生が皆さんに代わって太田先生に色々な質問をしてくれます。